「にがみ・にがい」と聞いて良いイメージを持つことはあまり無いと思います。しかし、にがみは本来、人を癒す味なのです。だから「感動するにがみ」に出会いたかった。ビターな味わい、それは今、大人の贅沢。少しにがみを摂取すると、ストレスが軽減するとも言われています。フルーツの中でにがみを持ち、そして日本の誇れる果物、それは「はっさく」でした。みなさん、はっさくの味を連想することはできますか？きっと記憶は薄いと思います。だから記憶に残る美味しいはっさくをお届けしようと思ったのです。

美味しさの決め手になる一つが後味。美味しい「にがい」余韻、今まで経験したことはありますか？ はっさくは、本来にがみが強く、余韻はにがいだけのもの。反対に、あまりにがみが感じなくては、単なる他の柑橘の果物を食べているよう。だから、はっさくの美味しさは難しく、私たちの記憶に薄い。しかし、自然の中だけで育ったはっさくには、その全てを持ち合わせる美味しさがあった。それを実現してくれたのが岡林さんのはっさくだったのです。

通常、はっさくは11月ごろ収穫し、倉庫で冬を越す。11月の収穫時にはにがみが強く、酸味も強い。 冬になると、そこに加えて糖度が上がり、ついに出荷となる。しかし、味わいは単純に印象強いものではなく、柑橘の果物としての優しい美味しさも感じられる。冬が終わりかかる2月下旬頃、木に成ったままのはっさくは、残りの寒い冬を越すために自分の生命力を高める。その味わいは、何とも言えない「優しいにがみ」と甘味を併せ持つ美味しさ。冬を越せるはっさくは少ない。そんな貴重なはっさく、「木成りはっさく」と出会いました。

寒い冬を超え、生命力をたくわえた大粒のはっさく実を搾った。木成りはっさくのみの果汁。飲めば強い生命力を感じ、優しいにがみの余韻を与えてくれる。

木成りはっさくは香りまでにがい。でも飲むと優しく癒される。自然の中だけで育った、無農薬、そして過酷な冬を越した生命力ある木成りはっさくのみで作りました。こんな美味しいにがみ、感動的。そして皆様に伝えたい「にがみ」ができました。自然のはっさくには、美味しく爽やかな「にがみ」が詰まっています。